うちにはオスで二歳のコテツとメスで一歳の小鈴の二匹の柴犬がいる。
よく知り合いから柴犬飼うならオスかメスかどっちがお薦めかって聞かれる。

人間にしてもそうだがそれぞれに個性があるし一般論の参考程度になると思うがオスメスに特徴はやはりある。

・体格

これは全然違う。
オスがメスよりふたまわりくらい大きい。
ガッチリと筋肉質なオスに対して手足長くひょろっとスリムなメス。
体重にしてオスは11kg、メスで8kgくらい。

・顔つき

オスは全体に四角い印象でタヌキ顔している。

メスは鼻づらが長く三角形のキツネ顔。

・性格

オスは仔犬時代にやんちゃが激しく全然こちらが言うこと聞かないが比較的早い段階で落ち着いてくる。
こうなるとしつけはカンタンでどんどん人間社会に適応してくる。
これに対してメスはなかなか落ち着かない。
生後半年そこそこで教えてもないのにトイレしつけがほぼ完璧に完了したコテツに対して小鈴は今だに時折朝ゲージに粗相が発見される(笑)
それとこれはオスメスというより柴犬そのものの特徴だと思うがほとんど人間に甘えて来ない。
部屋に一緒にいてもよく洋犬がやるように寄り添ったり膝の上に乗ったり全くない!
こちらが触ってやるとどうしていいのかわからないような仕草を見せる。
柴犬同士もそうだが人間ともある一定の距離感を持ってるように思う。

・排便

人間と逆でコテツは便秘気味でために溜めて一気出しなのに小鈴は毎日朝晩快便(笑)
オシッコはどちらも朝晩の散歩で一箇所にまとめて片付ける。

・攻撃性

オスは無駄吠えはほとんどしないがその分攻撃性がハッキリとわからない。
決して自分からは仕掛けないが攻撃されるといきなりキレてガブリと噛み付く傾向があるから普段はおろかドッグランみたいなとこでもリードは絶対外せない。
またいったん怒って噛み付いたらなかなか離さない。
過去に公園でリード外していたコーギーが攻撃してきたのを一撃で首に噛み付き地面にねじ伏せてしまい撃退したまでは良かったがこちらが離すように命じても意固地に噛みついたままで難儀したことある。
元々イノシシ狩りに使われていた猟犬の本領は残っているようだ。

しかしメスは弱い(笑)
その分無駄吠えもままある。
当然だが文字通りの攻撃性は低くすぐに逃げ出してしまう。
ただ怒られるのわかっていても隠れて悪さだけはやる。

ゲージに自分のアンダーシャツやニットキャップを引っ張りこんでグチャグチャにしてしまうと言う屈折した攻撃性を発揮してくれる(笑)

コテツはもう去勢したが小鈴は繁殖を念頭に置いてるから彼らの特徴が全ての柴犬に適応されないと思うがそれなりに彼らに接してきて日本犬の面白さに魅了されている。

放っておかれても鳴かない我慢強さや馴れ合いにならない距離感など柴犬らしさを求めるなら間違いなくオスが、もう少し優しさを求めるならメスがいいと思う。
でも一番良いのはオスメス両方と暮らすことかな(爆)