み4
中華そば・天麩羅うどんのめん処みやち
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尾道駅前から続くアーケードの長い商店街に面しているので比較的わかりやすい立地。
当然ながら駐車場はなく徒歩でくるしかないわな。
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この日は15時くらいにここに来たのでそうでもなかったがお昼時はかなり行列ができる有名店らしい。
事実行列ができても良いように準備がしてある。
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お店の入り口は商店街からではなく店舗横の小路から入るのだが尾道らしく狭い路地でびっくりする。
それにしてもかなりの年季が入った店構えだ。
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店内のインパクトは外観からの想像を裏切らない。
それは凄まじい狭さで昔懐かしい新幹線ではない通常列車の食堂車(ビュッフェ)のようだ。
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奥にこれまた狭い厨房があってよくあんなせせこましい場所で器用に料理ができるもんだと感心する。
当然ながらカウンターのみで眼前の自分のテーブルの幅も奥行きも最小限でこのままの状態をコンテナに詰め込んでトラック行商できてしまいそうだ。
お店はご夫婦で切り盛りされておられるようで奥様がオーダーを取りに来られる。
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ここはラーメン屋というよりうどん・そば・中華そばとあるようでそれぞれの組み合わせメニューがウリらしい。
中でも天ぷら中華と呼ばれるラーメンにかき揚げが乗ったのが名物のようでコレ目当てにやってきたのだが肝心の天麩羅がもう売り切れとのこと。
仕方がないのでこのきつね中華ってのをお願いした。
み1
なるほどやっぱりこうなったか!来たかチョーさん待ってたドン!めん処みやちのきつね中華550円。
要するに中華そばにお揚げさんと天かすが入ったものがでてきた。
うぬぬぬ~これはありそうでなかった食い物の代表だろう。
み2
麺は紛れも無く中華麺。
まあお年寄り好みなようにやわやわに茹でてあるのはご愛嬌だ。
スープはまさに和風ラーメンといった趣でこういうのは確かに街の大衆食堂とかで体験したことがある。
だけどだからと言って中華そばにどどーーんとでっかいきつねがはいっているのは初体験だ。
み3
お揚げさんとぱさぱさチャーシューとメンマと天かすの共存なんて食べている途中に自分が今何食らっているのかわけがわからんようになって戸惑うことしきり・・・・
それに時間が経つときつねうどんと同じようにお揚げさんの甘みがスープに染みだしてだんだん甘くなるのラーメンも初体験。
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うどん・そば・中華そばがあるお店ならば誰もが考えつくメニューながら意外とお目にかかったことがないきつね中華。
それはここのきつね中華を食べればその理由がわかるような気がする。
ラーメンのスープ、具にうどんの麺を入れる中華うどんなるメニューまであるのだがそのカオス的メニューが決して破綻することなく微妙なバランスを保ちながら成立して(させて)しまっているってのが実態なんだじゃなかろうか?
まあ世の中やったもん勝ちってとこもあるのでみやちのチャレンジは他が真似ても単なるキワモノでしかあり得ず決してこういう風に名物になったりしないのだろう。
今度は本命、天ぷら中華に是非挑戦したい。