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防府市の中華そば今里
土曜日が終日仕事の自分にとっては日曜定休のこの店は自ずとハードルが高い店になる。
自家製麺に山口県では珍しい尾道風の醬油ラーメンが特徴のお店。
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今日は麺友のニコニコ教官のレクサスに載せてもらって初めて昼にやってきた。
かなり前に夜営業に来たことはあるのだが一度ゆっくりここの中華そば元祖を食べてみたかったのよ(笑)
店の前には駐車場があり店内はカウンターだけ。
大将に女性二人の3人体制のようだ。
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けっこうはやくキタヨ!!今里の中華そば元祖600円。
これは紛うかたなき尾道ラーメンのルックスだ。
醬油と魚介の混ざった薫りが鼻腔をくすぐるよね~
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そもそも尾道系で自家製麺って実際ほとんど他に例がないのでそれだけここは珍しい存在なのだがそれは尾道から遠く離れたこの防府市にお店があるって事情もあるのかもしれない。
だけど自家製までやられている価値はかなりあってこう言っちゃアレだがクタッとした食感が多い本家の尾道のラーメン屋よりも良質な麺なんじゃなかろうか?(笑)
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尾道ラーメンのお楽しみはこのポリポリとしたデカいメンマや大きめのチャーシューだったりするのだがその文法に見事に則っておられてこちらの期待を決して裏切らない。
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醬油がそれほど主張しないタイプの醤油スープなのだが脂分はかなり多めにいれてあるのでどちらかといえばこってりした印象を受ける。
でも今里のオリジナリティなのかトッピングの三つ葉がなんともうまく緩衝材のような役割を演じており最後まで決して食べ飽きないような配慮が見て取れるのは見事だ。
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自家製麺は最後までこのスープに抗うようにがっちり伸びることなくコシを伝え続けてくるし総合力として相当なハイレベルなラーメンであることは容易に理解できるデキだ。
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尾道ラーメンの基礎をばっちり押さえてある上に他では見られないオリジナリティを追加して結果的に独自のラーメンを構築しておられるということになるのだろう。
食べログ山口県ラーメン部門1位っていうのもじゅうぶんに頷ける内容だと思った。