ふぃら1
ある動物病院が転載許可されているプリント原案である。

「フィラリア薬をネット購入されている方へ

 フィラリアの予防薬は、誤った使用方法を行うことにより動物の死亡につながるため、「要指示薬」という指定がされています。要指示薬というのは、決められた手順を踏んで獣医師が"処方"しなければならないと法律で定められているということです。
 フィラリア予防薬は獣医師でもネットで販売することは禁止されており、日本国内で販売すれば違法行為として逮捕されます。海外の業者のため規制ができないだけで、違法すれすれの行為です(日本国内で規制されている大麻を、海外に行って吸って来るというのと同じ話です)。
 海外からの薬がきちんとしたものかも分かりませんし(人間でも海外性のバイアグラで粗悪品が多く出回っています)、動物がフィラリアにかかり死亡したとしても、それは飼い主さんの自己責任です。実際にネット購入をしていてフィラリアに感染したという報告も出て来ています。
 フィラリア薬は動物に危害がおよぶ可能性がある薬ですので、ネットで海外から購入することは絶対におやめください。
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 フィラリアの薬をネットで購入するということは、するべきでない一線を越えている行為ですので、フィラリア薬を海外から購入されている方と、当院で処方している方とは区別して対応させていただきます。以下の点ご了承ください。
ふぃらえいあ1
1.フィラリアの検査代について
 当院で処方させていただいている場合、検査代は採血料をサービスして、検査キットの料金だけいただいています。検査だけ当院で行う場合は、診察料+採血料+検査キット代となります。
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2.診療について
 診療においては、ネット購入されている方の場合も、するべきことをさせていただきます。当院でフィラリア薬を処方させていただいている方には、治療や投薬へのアドバイス等は通常、付随サービスとして無料でさせていただいておりますが、ネットで購入されている方へのアドバイスについては別途、料金を請求させていただきますのでご了承ください。
 治療薬や時間外料金などについても、当院で処方させていただいている方とは一部料金が異なりますのでご了承ください(かかりつけの飼い主さんの場合は状況に応じて割引したりしています)。
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 当院では、獣医療というのは獣医師と飼い主さんとの信頼関係がなにより大切だと考えております。
 一方で、かかりつけで当院でずっと処方させていただいている方とネット購入の方とに同一に対応することはフェアではないと考えています。ずっと当院で処方させていただいている飼い主さまの方をより大切にしたいと考えておりますので、その点ご了承ください。」
ふぃらえい1
一方でこんなサイトもある。
結論から言えばフィラリア薬の個人輸入は合法である。
メリット・・・うちの柴犬2匹の場合、2ヶ月5000円かかるフィラリア薬代が6ヶ月5000円と3分の1に激減した。
モチロン動物病院に薬を取りに行く手間も省ける。
デメリット・・・薬による副作用などが出た場合自己責任となる。
それに上記にあるようにある意味かかりつけの動物病院から区別されてしまう可能性がある。
ふぃら2
では海外の人々はどうしているのだろう?
とくにアメリカではドラックストアなどで我々が風邪薬や胃腸薬を買うように普通に売られているようだ。
同様にネットでも販売されている。
要するに日本の場合は規制によりフィラリア薬は動物病院専売となっている。
ふぃら3
実際自分もいつもの動物病院のセンセからはフィラリア薬を途切れないように投与するように言われて来たしセカンドオピニオン的に訪れた他の動物病院でもかかりつけになってくれないと困るみたいに言われた事があり少し不信感を持った経験がある。
変なハナシ、フィラリア薬は動物病院の月謝と言うか金の鉱脈になってはいないだろうか?
業界的には個人輸入のフィラリアの投与はハイリスクだという主張なのだろうがよく考えたら、人間様の薬はドラックストアで買うのに犬どもの薬はわざわざ病院で買うってそもそもナンセンスなんじゃないだろうか?
ふぃら4
それで今年の春から個人輸入のフィラリア薬に切り替えてみた。
かれこれ4ヶ月になるがなにも変わらない。
うちの犬どもは悪食で薬だろうがなんだろうがポリポリ平気に食べてしまう。
これまで憂鬱なのに実行していた動物病院通いは何だったのだろう??
これでかかりつけの動物病院の信頼がなくなるのなら動物病院を変えるまでだ。
ふぃら5
こんなフィラリア薬を動物病院専売に規制しているのが日本だけだとしたら既得権益にしがみついている業界と言うことになるがネットの普及でそのカラクリが露呈してしまうとこうした個人輸入ばますます増加ことになるだろう。
ふぃら8
あくまでもこれは一個人の意見であって決してオウンリスクとなるフィラリア薬個人輸入を推奨しているわけではないので念のため。