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今まで自分にとって未踏の地であった千葉県にやってきたよ!
その目的はズバリこの大ちゃんラーメン
公式ホームページには「当店では濃い口のラーメンを提供しております。薄口やさっぱり系のラーメンがお好みの方は他店へ行かれることをお勧めします。店主」とある。
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東京アクアラインを通って来たけど思ったより随分早く着いてしまった。
11時半開店なのに10時半過ぎには来たからどうしようかと思っていたらこの行列!!
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駐車場は未舗装でだだっ広く駐めやすい。
大将は元洋食の料理人でとにかくとてつもなくこってりした独創的なラーメンを提供する店のようで全国から「決して他にはない唯一無二の一品」を求めてこんな千葉の田舎にやってくるのだそうだ。
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こりゃ1時間もこの炎天下で待たんといかんぞと気合をいれていたら10時40分くらいにあっけなく開店したので助かった。
さっそく入店すると「ラーメン一杯につきゆで卵1個サービス」という看板があってお客は何も言われないでも次々にゆで卵を一個手に水を汲んで取り席に付いていく。
店内は比較的広く大きな厨房にテーブル席がいくつもある。
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カウンターに通された自分は横の客の真似をし「とんしおチャーシュー」を注文しゆで卵の殻をむいて時間を潰す。
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果たしてでてきた!大ちゃんラーメンのこれが噂のとんしおチャーシュー850円。
丼はそんなに大きくはないのだがこのゆうに2センチ近くあるぶっといチャーシューはどうだ!
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そしてさっきのゆで卵を入れて完成ということらしい(他の客がほとんどそうやってる)。
しかし見るからにギトギトそうなスープに目が奪われるが鼻腔を突いてくるのはニンニクの薫り。
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大量のチャーシューと野菜の下に完全に隠れている麺だがこの手のラーメンの常套手段であるうどんのような太麺かと思ったらやや太めの縮れ麺だったのは予想外だった。
しかしそのことがこのラーメンの独自性を高めているのも後から理解出来てくる。
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しかしここまで潔くアブラギッシュなチャーシューも久しぶりだ。
マジでこのおっさんの身体にはヤバそうな雰囲気がむんむん漂ってくる。
その分旨味も柔らかさも半端無く口腔に肉汁がブシュッと噴き出るほどでどちらにしてもヤバい食い物であることに違いはない。
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だけどこの魔物のようなラーメンを支配してるのは麺でもチャーシューでもなくこのいわゆる「甘じょっぱい」超濃厚スープだ。
自分のようなシロウトでも濃い動物性のスープと玉ねぎ、そして蜂蜜が配合されているのがわかるくらい甘みがある。
このオリジナリティ溢れる甘みがここのラーメンを決定づけているのは間違いない。
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最初は面食らってしまったがだんだん食べ進めると洋食のシチューの技法のようによくよく計算されているのが理解できてくる。
丼は大きくないのに食べても食べても底から湧いて出てくるんじゃないか?ってほどのこれでもか!の食べごたえに心底魅了されていくのがよくわかる。
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一心不乱に食べていたらもうなくなってしまっていた。
「クセがある」という表現では生易しいので「エログロテスクな魔力がある」と言ったほうがより信憑性があるように感じる大ちゃんラーメンのとんしおチャーシュー。
もちろん好き嫌いがハッキリ出るのは確実でダメな人は半分も食べられないだろうしハマるヒトは骨の髄までハマりまくるだろう。
健康に不安のあるヒトやダイエット中の人には絶対に禁忌だ。
身体には絶対毒だろうし危ない中毒性までありそうなラーメンだから知らないほうが幸せかもしれない。
旨いものっておしなべて健康には良くないということを再認識させてくれる大ちゃんラーメンだった(笑)