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阪和道有田インターの近くのスーパーオークワの真ん前にある麺dining月乃家
なんというかまあどえらい田舎ですわい。
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非常に嬉しいのはこのスーパーオークワのどでかい駐車場を堂々と利用しても良いお店だってこと。
こういう僻地にあるようなラーメン屋さんの場合駐車場は必須なのだがこんな風にゆったり余裕をもって駐めれるスペースを確保してあるのはなんだかんだ言っても有難い。
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どうやら新しいラーメン屋さんのようだが美容院かなにかだったようでどことなく洒落た店構えと内装をしている。
自分らはカウンターに通されたが窓際のボックス席などやっぱり美容院ぽさが残っているように思えなくもない。
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ラーメンはとんこつ醬油、とんこつ塩、こってりの特濃、鶏白湯、あっさりの和風とんこつの5種がベース。
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これに3種類のつけ麺とご飯関係、それらのセットメニューという展開をさせている。
基本的にとんこつ醤油のオーソドックス和歌山ラーメンをベースとしながらもアップトゥデートな重層的スープも出しているようだ。
店内は活気があって若い従業員さんが何人もいる。
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とんこつ醤油ラーメンがメインなのはよくわかっていたのだが表にあった限定メニューに目が奪われてしまった。
「限定新メニュー 紀州だし醬油ラーメン 和歌山近海で馴染みの魚、鯖、鰯、秋刀魚の出汁で香り高く仕上げました!!紀州梅ドリのチャーシューと共に和歌山ラーメンとは又ちがう和歌山らしいラーメンです。
和歌山なじみの魚介だしスープ、地元醬油・地元地ドリのチャーシュー、旨味深いあっさりラーメン。」
こんなん書かれたら思わず注文してしまうだろ(笑)
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同行した息子が注文したとんこつ醤油(大)麺2玉で260グラム800円。
「月乃家を代表する新和歌山ラーメン。地元醬油と甘みのある霧島豚骨スープの絶妙な旨さ!!」
ちょっと食べさせてもらったが甘みのあるスープと太めの麺でけっこうワイルドでラフな感じをうまく演出していると思った。
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そしてこちらが紀州だし醬油ラーメン750円。
もうこの時点で柚子の薫りが鼻腔をくすぐって隠し味っていうより全面に押し出されているくらいの存在感だ。
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こちらの麺はとんこつ醤油と比較してずっと細い麺になっていてわずかにウェーブがかかっている。
ほとんど柚子ラーメンって感じの香りを構わず麺を口に放り込むと今度は魚介の香りがどどーんと押し寄せてくる和風味ってやつかな。
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鶏がベースになっているのかもしれないがそれでも動物系はずっと控えめであくまでも主役は魚介と醬油と柚子という構成になっている。
毒々しいピンク色が眩しいカマボコはなんだか和歌山ラーメンの象徴のような存在なのだろうがオハコのとんこつ醤油には入っていずこちらの限定紀州だし醤油ラーメンに入っているのはそれだけこのラーメンで「和歌山感」を醸し出したいのだろう。
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トドメの地鶏チャーシュー。
実際問題普通のチャーシューと較べて鶏チャーシューってやや貧弱で肉特有の力強さに乏しいのが多いのだがまあここのそれもそのイメージ払拭に成功しているとは言い難い。
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大将は厨房奥におられて顔がよくわからなかったがこういうネオ和歌山ラーメンがどんどん台頭して従来の老舗和歌山ラーメンと一緒に進化していくのは非常に好ましい展開だと思う。
しかし人口の多い和歌山市ではなくその近郊の有田にこういう新進気鋭のラーメン屋が増えているのはとっても羨ましいことではあるわな〜。