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和歌山市内から奈良方面に行った場所にある紀の川市。
その貴志川町にある しま彰(しましょう)
自分の漢字力ではしま彰でしましょうとは読めなかった(涙)
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店舗前には駐車場があるがもう待ち客が店舗前の椅子に座っている。
ここはかなりの人気店のようだ。
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しばらく待ったのだがこれだけ行列ができているのにノートに名前を書くこともないのに客の暗黙の了解でちゃんと順番が守られているのなら凄いことだと思った。
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店内は驚くほど狭く入って奥が厨房、左手がコの字型カウンターで右手が4人ぎゅうぎゅうの小上がりテーブルになっており全体に小さくなってラーメンを食べる目的に則しており長居はできない仕組みになっている。
それに若干ではあるが獣臭も漂っている。
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メニューはめちゃめちゃシンプルでズバリ中華そばとご飯だけだ。
混んでるせいもあって10分位またされてから先に息子の大盛り中華そば600円がやってきた。
大盛りって言っても一般的なラーメンの並み程度の量じゃないかな。
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そして自分の中華そば500円。
当然ながら量は更に少なくて普通の丼の半分くらいにしか入っていない印象を受ける。
それにトッピングも貧相と言うかシンプルこの上ない。
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とまあネガティブなコトを書いたがなんせ値段はワンコインだから量が少ないなんて当たり前のことなのかもしれないな〜などど思い直していたのだが実際に食べて全ては吹き飛んだ。
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これはなんちゅう超濃厚なこってりスープにまったり馴染む少し固茹での非凡な一杯なんだろうか。
とにかくとんこつが全面に出てはいるのだがこれがとにかく濃いのに臭みは全くなくむしろ店内の匂いの方が気になるくらいだ。
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しっかりと力強い味付けがしてあるチャーシューはこの圧倒的なスープに立派に対峙しており見事にバランスされているのに更なる驚きを覚えてしまった。
こりゃとんでもないラーメンがワンコインで食べられるってことになるんだろうな。
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自分のもうええおっさんだし塩分過多だから基本的にスープは全部飲まないようにしているのだがここのスープの誘惑に抗えず遂には全部飲んでしまったらそこにはぎっしりの骨粉がでてきた。
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これはとんこつメインのスープってことだろうからさしずめ「井出系」になるのかもしれないがそれにしても物凄いポテンシャルがあると感心した。
「ザ・濃厚和歌山ラーメン」ここにあり!と感動すら覚えるほどだった。
和歌山市内から離れていて地理的には不利だろうしそもそもわかりにくいお店ながら目の覚めるような実に実直で素晴らしいラーメンの出会えたのをラーメンの神様に感謝しつつ店を後にしたのだった。