みた - 2
原料 さつまいも(黄金千貫)・米麹 麹 白麹 度数 25度 蒸留 常圧蒸留。
世界自然遺産登録の島「屋久島」の名水仕込み。
みたけー - 1
1183円で購入。
一般に日本酒には黄麹、焼酎は白麹と黒麹が使われるがこの三岳は白麹による発酵がなされている。
そもそも麹とは原料を発酵させる元である「カビ」のことでかつては焼酎も日本酒と同じ黄麹で作っていたそうだが、特に気温の高い地方では原料を麹で発酵させた「醪もろみ」が麹以外の雑菌の繁殖により品質を安定させるのが大変だった。
日本酒を冬の寒い時期に仕込みをするのはこのせいだし鹿児島や沖縄に日本酒の蔵がほぼないのもこれが原因だ。
みたけーー - 1
だが沖縄に黒麹で発酵させる泡盛がありこれは発酵時にクエン酸ができるため雑菌の繁殖を抑制できるのでこれを焼酎に応用するようになり広まった。
だが蔵の壁・蔵人、または着ている服などを黒く汚してしまうと欠点がありこれを更に改良した黒麹の突然変異種でもある白麹の開発で一気に白麹が広まったという歴史を辿る。
みたけ - 3
一般論ではあるが黒麹は白麹と比べて香りも複雑で重厚な幅のあるお酒になり、特に芋焼酎では黒麹は白麹より原料の特性が高いお酒になるとの研究報告がある。
だから「白は、すっきりシャープで軽快」「黒は、どっしり濃厚で骨太な味わい」とよく云われるのだがこれが全部に当てはまるわけじゃないから面白いのだろう。
さて本題の三岳はその白麹によって作られる芋焼酎らしく芋の香りがかなり控えめで優しく飲みやすい焼酎ってことになるのだろう。
みたけ - 2
だけど決して無機質に薄っぺらいってことじゃなく芋の風味はきっちりあって味の方向性が独特だ。
ストレートだとややアルコールの刺激を多めに感じるし全体に物足りなく感じるが氷多めのロックやお湯割りにすると本来持っている旨味が膨らむようでそう言う意味からすれば取り扱いで評価がかなり変わりそうな芋焼酎ではある。
湯割りの時に立つ独特の胸のすく甘い香りはこの三岳の真骨頂とも言う格別なものだし今度はアルコール刺激をほとんど感じないので三岳はこの湯割りがベストなのかも知れない。
IMG_0889
どちらにしても芋の存在感が控えめなのでやっぱり白麹らしく「スッキリシャープで軽快」って表現が正解なのだろう。 
そう言う意味では世界遺産屋久島産ながら洗練された都会的な味わいの焼酎だと思う。
この三岳なのだがここ最近プレミアム焼酎になりつつあるようで自分は定価で入手したが1人1本限定だった。
これ以上入手しづらくならない事を祈るばかりだ。