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「日本サンライズ(現在のサンライズ)制作により、1980年(昭和55年)5月8日から1981年(昭和56年)1月30日まで全39話が東京12チャンネル(現・テレビ東京)をキー局として放送されたSFアニメ。
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『機動戦士ガンダム』テレビシリーズ終了直後の富野喜幸(現・由悠季)を総監督に迎え、『ガンダム』の劇場版シリーズと並行して製作が進められた。視聴率と玩具販売の不振で打ち切られるも、後にスタッフとファンの熱意により映画化されるという『ガンダム』と同様の経緯を辿った。さらに劇場版ではテレビ放送されなかった終盤部分も映像化され、登場人物全員が次々と壮絶な死を迎える。」引用いでおん - 3いでおん - 4
「テレビアニメは第39話で打ち切られたものの、制作スタッフ達は本作の結末を、何らかの形で発表することを望み、番組終了後に劇場版の製作が決定した。
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当初は『機動戦士ガンダム』劇場版と同様に複数に分けての公開も考えられていたが、興行不振で最終作を製作できない事態になる恐れを考慮し、一本にまとめられた。
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こうして1982年7月10日にテレビ版の総集編『THE IDEON 接触篇 A CONTACT』と、新作映画『THE IDEON 発動篇 Be INVOKED』が同時公開、併映され、両篇合わせておよそ3時間にも及ぶ長大な上映時間となった。
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プロモーション上(劇場版ポスター等)はTV版と同じ『伝説巨神イデオン』のロゴが使用されており、公開後もそのタイトルで紹介される場合が少なくないが、実際には劇場版のタイトルは『THE IDEON』である。
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内容は『接触篇』がテレビ版前半の総集編で、『発動篇』が最終回完全版となっている。富野は「起承転結の“承”の部分がないので、劇作としては0点」と評している。
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最近キッズステーションでリマスタリングされたのを放送したので一気に観たが実はこれが初見ではなく予備校時代に授業をサボって八丁堀の映画館で一人で観た。
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当時東京12チャンネルは広島では見ることができなかったしビデオも持っていなかったので、ガンダムで名を馳せた富野由悠季監督のTV版伝説巨神イデオンを観ることができなかった。
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だからどうしてもこの映画版は観たくて授業をサボったのだがなんの予備知識もなく見る伝説巨神イデオンは難解でわけが分からず3時間も鑑賞してアタマに「???」を浮かばせて帰宅したのを覚えている。
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劇中に富野由悠季監督が描かれている小ネタがあるのはわかったが他にも細かいネタが散りばめてあるのは後から知った。
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それにしても子供の頭部が吹っ飛んだり人体がちぎれたりと普通のアニメにはあり得ないような残酷な描写には鬱になりそうだった。
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逆に大人の男女がすっぽんぽんで抱き合うエロい表現がラストにあったりとインパクトは確かにあったがおっさんになった今見返してみてもやっぱりわけが分からん(笑)
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それにスタートレックを意識したような奇天烈なファッション、決してカッコ良いとは言えないキモいメカデザイン、次々に主要キャストが戦死して誰もいなくなる不快極まりないストーリー、それになにより主役の男の子がアフロヘアなロボットアニメってどうかいの。
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それでも熱烈なファンはいるようであらゆる意味で型破りだった作品として、また後に大きな影響を与えたという意味で特にコアなアニメファンや同業者などからは現在でも評価が高いようだ。
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戦争による人類の進化をテーマとして明るい未来を表現したファーストガンダムに対しての強烈なアンチテーゼとも思える伝説巨神イデオン 劇場版 接触篇・発動篇だが30年の時を経て鑑賞してもやっぱり作品の意図は理解できなかったが作品の世界観とか映像の斬新さが少しも失われていないのは新たな発見だった。