つきん - 2つきん - 3
先日念願の月の中を手に入れた。
ラベルには「今も、昔も、焼酎は、西都岩倉月の中(つきんなか)」と書いてあるのでこれが正式名称と言うことなのだろう。
つき - 1
宮崎県西都市の岩倉酒造は家族経営の小さな蔵だそうでその製造過程はほとんどが昔ながらの手造りでその生産量は年間300石(一升瓶30,000本)、ちなみに黒霧島の霧島酒造はたった一日で400石(一升瓶40,000本)を4工場で1600石(一升瓶160,000本)だからその規模たるや比較にならない。
つきん - 4つきん - 5
原材料 : 地元宮崎県産サツマイモ(黄金千貫)、タイ米、米麹(白)
内容 : 1,800ml
種類 : 芋焼酎
アルコール度 : 25%
蒸留方法 :常圧
蔵元 : 岩倉酒造場(宮崎県西都市)
つきん - 6つきん - 1
その少量生産事に加えて流通ルートが限られているのでなかなか手にないらない芋焼酎としても有名だ。
それを偶然とは言え定価で入手できたのは非常に幸運だった。
つき - 2
実際冷やしてストレートで呑んでみた。
確かに普段最も呑んでいる赤霧島や茜霧島はなんて言うかサツマイモを感じさせないブレンドの妙みたいなのを感じるのだが、この月の中はその真逆で素朴さを率直に伝えてくる。
基本的に白麹によるこってり甘いマイルドな口当たりながらどこか木の香りがあって、大量のさつまいもが押し寄せてきてイモイモしいことこの上ない。
上品な口当たりの良さとどっしりとした芋の旨味を同時に感じられる芋焼酎でさすがに高い評価を得ていることが理解できる。
確かに昔ながらの手造りだからこそできる味なんだろうけど少量生産のためになかなか手にはいらないのは痛し痒しといったところではあるわな〜。