コイン通りにある中華料理 周苑。
この前をよく通るのでその存在にはかなり前から気づいていたが実際に訪れるのは初めてだ。
表の看板には中華料理とあるがメニューには台湾料理とある。
店内はかなりゆったりしていてカウンターは見当たらなかったので4人掛けテーブルに座った。
基本的にランチは日替わりとラーメンセットのようで台湾ラーメンが食べたかったのでラーメンセットに決定。
辛い台湾ラーメンとの組み合わせという事で麻婆丼は敬遠して中華丼に決めた。
さてしばらく待ってキタヨ!中華料理 周苑の台湾ラーメンと中華丼セット800円。
メニューをよく見ると台湾ラーメン単品だと700円だから100円で丼がプラスされるというのはかなりお得感ある。
広島でも最近やっと増えて来つつある台湾ラーメン。
台湾ラーメンって言っても台湾料理ではなく味仙が元祖の名古屋めし。
セットの中華丼は小ぶりな器に入ってはいるが想像していたより本格的でコレが100円なんてちょっと考えられない。
麺はまあラーメン専門店ではなく中華料理屋なのであまり期待してはいけないがややプラスチッキーに感じる。
そんな事よりこの台湾ラーメンは全くと言って良いほど辛味が不足していて醤油ラーメンと大差ないので一口食べて速攻でテーブル調味料のラー油をぶっかける事にした。
一方中華丼はこっくり薄味でなかなか上品な甘辛さで具も八宝菜っぽくあれこれバラエティにも富んでて楽しい。
もしかしたらこっちの方が得意料理なのかな?
台湾ラーメンにも戻るとテーブル調味料のラー油がいかにも市販のラー油と言ったレベルで辛味が薄っぺらく弱いので丼3周くらいかけてようやく台湾ラーメンらしい辛さになったが、今度は喉を刺すような刺激が発生してラフな仕上がりになってしもた。
段々台湾ラーメンは真赤になってきたがそれでもまだ自分の知ってる本物の台湾ラーメンには到底及ばない。
担々麺同様の肉そぼろはスープに沈むので麺がなくなるとこれとニラをレンゲで食べるようになるのだがスープの質がイマイチだと後半ツライ。
こうなると中華丼の良さが益々冴えてぶっちゃけ、こっちをフルサイズにして台湾ラーメンが小鉢だったら嬉しいのにと思うようになってしまった。
名古屋の味仙の台湾ラーメンはデフォルトでたまげるほど辛いが台湾ラーメンには於ける辛さと云うのは自分が考えていたよりも重要である事がこんな所で理解できた。
当然中華丼が先になくなって台湾ラーメンをやっとこさやっつけたと言う印象が強く残ってしまった。
ラーメン専門店ではないので台湾ラーメンに過度な期待をしてしまった自分が悪いのかも知れないが丼の旨さは捨てがたいのでもう少し角度を変えて攻めてみたい。