img_0
『仁義なき戦い』の深作欣二監督が暴力団を取り締まる警官に焦点を当て、警察の裏側を描き出した衝撃作。
暴力捜査で叩き上げられたベテラン・久能の、ヤクザ社会を知り尽くしたが故に悪徳の泥沼でもがく宿命的な生き様を描き出す。 SID0020873
警察の権力に癒着する組織と、甘い汁を吸おうとする腐敗した警察。
菅原文太主演×深作欣二監督×笠原和夫脚本で放つ強烈な傑作バイオレンス。 
監督: 深作欣二 脚本: 笠原和夫 出演: 菅原文太/梅宮辰夫/松方弘樹/金子信雄 imgffee51e2zik2zj
舞台は「倉島市」という架空の都市の設定だがどうみても自分の故郷の呉市の風景が映ってるし登場人物がほぼ広島弁を話しているので県警とは広島県警の事だろう。 
主役の菅原文太はやくざ者ではなくなんと、マル暴の刑事だ。 10006983_h_pc_l
マル暴の刑事はやくざと大して変わらないとかいうがこの映画の菅原文太は角刈りこそしてないがやくざより迫力がある。 
それより胡散臭いスケベ社長やらせたら日本一の金子信雄の怪演は圧倒的な存在感だ。 
テーマはズバリやくざを取り締まる警察とやくざの癒着と腐敗で実際こうだったのであろうと容易に想像できる。 C3FnF-mVcAAI7F7
その腐敗を真っ向から正そうとする梅宮辰夫との軋轢などリアリティがありすぎる。 
1975年公開の映画だから今から43年も前になれば出演している俳優さんはほとんど亡くなっておられるのが悲しいがそのギラギラした勢いある映像は今観ても全く古びていない。 
それどころかCGとかを使えない分、役者のスキルがモロに反映されていてみんなの迫力ある映像を作ろうと言う気概が感じられる。 prefectural-police-vs-organized-violence
暴力シーンもよく練り考えられていて実にセンス良くまとめられているのはあの仁義なき戦いシリーズよりも上じゃないかと思うほど。 
ラストの梅宮辰夫の転職には色々考えさせられるが菅原文太の警察官の制服姿に違和感を覚えたのは自分だけではないだろう(笑)