柴犬と1400GTR

柴犬・コテツと小鈴とカワサキ1400GTRと食べ歩き日記

音楽ビュー

カイリー・ミノーグ/キス・ミー・ワンス

fc2blog_20140328130129271.jpg
「全世界で7,000万枚以上のセールスを誇る“ポップ・プリンセス”ことカイリー・ミノーグが、3月19日(水)、4年振り12枚目となるオリジナル・アルバム「キス・ミー・ワンス」を発表した。さらに、アルバム収録曲「セクササイズ」のミュージック・ビデオ予告編も解禁となった。

2010年にリリースした11枚目のオリジナル・アルバム「アフロディーテ」から4年振りとなる「キス・ミー・ワンス」は、カイリーが2013年のほとんどの時間を制作に費やした渾身の作品となっており、現在大注目のプロデューサーであるファレルが手掛けた「アイ・ワズ・ゴナ・キャンセル」やエンリケ・イグレシアスとのデュエット曲「ビューティフル」などを収録した盛り沢山の内容となっており、日本発売の通常盤には、「イントゥ・ザ・ブルー -中田ヤスタカ(CAPSULE) Remix-」がボーナス・トラックとして収録されている。

今回のアルバムについてカイリー本人は、「「キス・ミー・ワンス」の制作は長い旅のような感覚だったけど、とても楽しめたわ。ちょうど私の人生において、たくさんの変化と始まりがあった時期と重なっていたの。早くみんなに聞いてもらいたいわ!」と語っている。

また、アルバム収録曲「セクササイズ」のMV予告編も公開され、生足にホットパンツ、ハイヒールを履いたカイリーが高級スポーツカーのマセラティを洗車するシーンを見ることができる
イントゥ・ザ・ブルー
ミリオン・マイルズ
アイ・ワズ・ゴナ・キャンセル
セクシー・ラヴ
セクササイズ
フィールズ・ソー・グッド
イフ・オンリー
レ・セックス
キス・ミー・ワンス
ビューティフル
ファイン
ミスター・プレジデント (BONUS TRACKS)
スリーピング・ウィズ・ジ・エネミー (BONUS TRACKS)
スパークス (日本盤ボーナス・トラック)

f52e777d721795.jpg
個人的にカイリーミノーグのファンなのであるが待望のニューアルバムが発売された。
今回のアルバムも彼女の良い意味でのバカっぽさが遺憾なく発揮されておりなかなかの仕上がりになっている。
特にこの季節、バイクやクルマで聴くカイリーミノーグはテンションが上がる。
カイリーミノーグと言えば何と言ってもWinkの大ヒット曲として知られる「愛が止まらない ~ターン・イット・イントゥ・ラヴ~」の元歌(実はカイリー版もカバーなのであるが)ということで日本でもアイドルとしてブレイクしたが脱アイドルに失敗し10年近く低迷、その後実力を身に付け本格派シンガーとして返り咲いたというある意味苦労人でもある。
彼女の作品の中では再ブレイク当時の大ヒットアルバム「フィーバー」がやはり最も完成度が高いと今でも思う。
フィーバーで成功した以降はいわゆるお色気路線ゴリ押しなのだが彼女の場合それが猥褻になっていないのが好感が持てる。
今回のアルバム、「キス・ミー・ワンス」でもタイトルにsexとモロにあるのが2曲にsexyが1曲とまあやっぱりそれか!と思わせるがコレがカイリーミノーグだと思えば逆にわかりやすい(笑)
それにしてもカイリーミノーグも今年で46歳になる。
不惑の熟女パワーでますますこの路線で突き進んで欲しい。



ボストン/ライフ、ラヴ&ホープ

boston01.jpg
☆2002年発表の「CORPORATE AMERICA」以来、実に11年振りに完成を見たモンスター・バンド、「BOSTON」による待望の6thアルバム。
boston02.jpg
ロック・バンド、ボストンの11年ぶり(2013年時)となる通算6枚目のオリジナル・スタジオ・アルバム。ギタリスト兼リーダー、トム・ショルツによる完全プロデュース作。2007年に死去したオリジナル・シンガーのブラッド・デルプが残した歌唱をフィーチュアした初出楽曲を収録、追悼的な意味合いを持った一枚。
boston04.jpg
曲目リスト
ヘヴン・オン・アース
ディドゥント・ミーン・トゥ・フォール・イン・ラヴ (2013リマスター・ヴァージョン)
ラスト・デイ・オヴ・スクール
セイル・アウェイ
ライフ、ラヴ&ホープ
イフ・ユー・ワー・イン・ラヴ
サムデイ
ラヴ・ゴット・アウェイ
サムワン (リ・レコーディング・ヴァージョン)
ユー・ゲイヴ・アップ・オン・ラヴ (リ・レコーディング・ヴァージョン)
ザ・ウェイ・ユー・ルック・トゥナイト
サムデイ (トム・ショルツ・ヴォーカル・ヴァージョン) (ボーナス・トラック)
boston05.jpg
自分がこのアメリカのロックバンドボストンに出会ったのは中学生の頃だったからかれこれもう35年間ボストンを聞いていることになる。
そんなボストンだがその35年でリリースしたオリジナル・アルバムはたったの6枚ってんだから笑える。
71SzTCqa5mL.jpg
幻想飛行 [1976]
61RgUvF5rML.jpg
ドント・ルック・バック [1978]
51nPSyD+VKL.jpg
サード・ステージ [1986]
61Jzl-sp+QL.jpg
→Walk on [1994]
こ
→コーポレイト・アメリカ [2002]
といった具合に常識離れした長い年月を置いてからリリースを平気でやってくるボストンもエグいのだがそれを毎回有難がって待ってる自分のようなファンも更にどうにかしている。
とにかくこんな「のんびり」と言う言葉が霞むような事をやっていてもビジネスとして成立しているのはある意味凄いと言えば凄いことなのかもしれない。
boston07.jpg
とにかく前作「コーポレート・アメリカ」から11年「しか」経たずに突如リリースされたボストンのニュー・アルバム(輸入盤)をさっそく入手したので毎日イヌの散歩の時に聴きまくっている。
しかしよく考えたら初期の2枚のアルバムはレコードだったが前作までは当然CDで今回はダウンロードだからその35年の間に音楽が届けられる形式は3種類も変化したことになるのは感慨深い。
boston06.jpg
今回のアルバム収録曲全11曲の内3曲(2、9、10)は前作「コーポレート・アメリカ」に収録された曲のリマスター及びリ・レコーディング/リ・アレンジ・トラックで、(2、4、9)は2007年に亡くなったブラッド・ティルプがリード・ボーカルを担当した曲が、更に(8)にはナント御大トム・ショルツ自身がボーカルを担当した曲が収録されている。
boston08.jpg
まあ11年のスパンを置いたオリジナル・ニューアルバムにしては焼き直し曲が多いのが特徴だ。
ボストンサウンドといえばメロディアス且つ重厚なギター・オーケストレーションとアコースティックサウンドのアンサンブルにブラッド・ティルプの極めて伸びのあるハイトーンのヴォーカルが乗っかった多重録音を駆使した凝りに凝ったどこか宇宙を連想させるスペーシーなロックオーケストラとも言えるものだが実はコレは既にデビュー・アルバムで完成されていた。
boston11.jpg
リリース当時時代の最先端だったこのデビュー・アルバムを実は自分は最も評価している。
正直これを頂点にボストンは少しづつポテンシャルを落としながら活動をしてきて前作の「コーポレート・アメリカ」で底を打った感がある。
boston12.jpg
勿論ボストンというバンドは鬼才トム・ショルツのワンマンユニットであることに異論はないが今回のようにブラッド・ティルプ亡き後になって改めてトム・ショルツが紡ぐ圧倒的に壮大なサウンドに正面から対峙できるヴォーカリストは彼以外にはいないことを痛感させられた。
今回はブラッド・ティルプの他にも数人のヴォーカリストが曲を担当していて特にデビッド・ビクターというブラッド・ティルプに声質が似ている人がいるのでそれ程とっちらかってはいないがそれでもハイトーンのパンチがどうしてもやや弱くこれがアルバム全体をやや散漫なものにしている。
だがこの部分以外は比較的往年のボストンサウンドを踏襲しており聞いていて懐かしくもあり適度に安心感も漂ってくる。
boston09.jpg
それはデビュー当時からほとんどサウンドを変えずにここまでやってきて「アメリカンプログレッシブ・ロック」という分野を切り開きTOTOやJourney、KANSASなど多くのフォロワーを輩出したボストンが完全にクラシックの領域に辿り着いたことを意味するものでもあるし過去の遺産だけでやってるという見方もできるだろう。
1947年3月10日生まれってんだからトム・ショルツも今年で67歳にことになる。
boston10.jpg
今更ボストンが従来のサウンドから変化していくことはあり得なだろう。
初期の2枚のアルバムに比較するとアコースティック楽器のインパクトは弱くなりギターリフは単純になりリズムセクションもウネリのようなノリが感じられなくなりアンサンブルも在り来たりになっているのは贔屓目に見たとしてもやっぱり気にはなる。
だけどここまで徹底して脇目もふらずに自分の道を信じて突き進むその頑ななまでのスタイル固執は見習うべきものがある。
次のアルバムリリースのときトム・ショルツは或いは自分は幾つになっているのだろう・・・(笑)


ボストン/サードステージ



ボストンのファーストアルバム・幻想飛行とセカンドアルバム・ドントルックバックに心酔した中学時代を経て高校→大学と進学しちょうど大学4年生になったころだったろうか。
何気に雑誌ぴあをペラペラめくっているとアメリカのビルボードランキングが目に飛び込んできた。
一位にBoston/ThirdStageと書いてある。
何度見てもBoston/ThirdStageだ。
すなわちアーティストはBostonでタイトルがThirdStage。
これはどうみてもボストンのニューアルバムに間違いない。
しかしセカンドアルバムからもはや8年の1986年。
二度オリンピックが開催できる年月だ。
セカンドアルバム発表後にボストンは来日し大々的な世界ツアーを行った。
しかしそれ以降目立った活躍はなくほとんど音信不通。
音楽雑誌にロックマンとか言うエフェクターを開発してるとかトムショルツのスタジオが浸水したとか次のアルバムとは関係ない地味な話題に終始したからなんとなく自然消滅って言うか解散したのかと思っていた。
それがここへ来て突然のビルボード一位にランキングされているなはホンマ驚いた。
時代はレコードからCDへと移り変わっていたので自分にとって初めて買ったCDがこのボストンのサードステージだったことになる。
むちゃむちゃワクワクして聞いてみると一曲目のアマンダから遥か昔に夢中だった例のめくるめくボストンワールドが畳みかけてくる。
透き通ったアコースティックギターとヘヴィーなエレクトリックギターとのアンサンブルは相変わらずで斬新なモノの提案は何もないがボストンが自ら確立したアメリカンプログレッシブロックの王道たるサウンドが展開する。
今は亡きブラッドティルプのハイトーンなヴォーカルも素晴らしい。
この時点でのボストンとはもはやトムショルツとブラッドティルプの二人の事なのだ。
要はファーストアルバム・セカンドアルバムからのウルトラスーパーワンパターンの応酬なのではあるがさすがにトムショルツが自ら確立したオリジナリティには揺るぎがない。
サードステージでも作詞作曲に加えヴォーカル以外のほとんどの楽器演奏だけでなく録音、マスタリングまでを自宅の地下スタジオでやってしまっているトムショルツ。
レコード会社はCDにして売るだけ(笑)
8年と言う膨大なスパンを経て今回ももノーコンピューター、ノーシンセサイザーの文字が誇らしげにクレジットされており逆にこれだけ緻密なサウンドを当時のアナログ器具を使いたった一人で紡ぎ上げたのは奇跡としか言いようがない。
しかしこの作品の発表は次回作までまた8年待たなければならないことを意味するのだった(笑)

エマーソン・レイク&パーマー/タルカス


タルカス(Tarkus)は、1971年5月(アメリカでは6月)に発表されたエマーソン・レイク&パーマーのセカンド・アルバム。
自分が中学生の頃は実に多様なプログレッシブロックバンドが群雄割拠の時代だった。
ピンクフロイドは別格としてもキングクリムゾンの派生バンドともいうべきエマーソン・レイク&パーマー通称EL&Pも特異なポジションを得ていた。
キースエマーソン、グレックレイク、カールパーマーというメンバーの名前をそのまま繋いだだけのバンド名からわかるようにキーボード、ベース、ドラムスといった3人からなる最小限のバンド構成がその最大の特徴と言える。
ヴォーカルはキングクリムゾンでもそうであったようにグレックレイクが担当するのだがこのバンドは事実上キーボードって言うか縦横無尽にシンセサイザーを駆使するキースエマーソンのワンマンバンドだ。
日本の富田勲や喜多朗、YMOなどのアーティストのずっと前にしかもその手本としてシンセサイザーの可能性を追求したキースエマーソン。
ムソルグスキー作曲のライヴアルバム「展覧会の絵」でもいかんなくシンセの威力を発揮しているがやはり完全オリジナルのタルカスの方がより印象深い。
シンセだけでなくおそらく当時出たばかりのデジタルディレイマシンによるサウンドエフェクトにもキースエマーソンの先進性が見受けられる。
自分はずっと前からタルカスってこのアルバムのジャケットに描かれている戦車みたいなアルマジロ?のことかと思っていたらなんとキースエマーソンが思い付きで適当に名付けした造語だそうな(笑)
今となってはあのアルマジロ戦車こそがタルカスと考えて良いのだろう。
今年のNHK大河ドラマ「平清盛」の劇中挿入歌としてこのタルカスが使われており残念ながらこのオリジナルではないにしろ平安末期時代劇とのマッチングの良さには正直驚いた。
このタルカスはレコードのA面がひとつの壮大な組曲になっており時間にして20分くらいあるのだが構成がしっかりしとおり最後まで息をもつかせない。
名盤とはこういうのを指すのだろうなと納得させられる。

エイケントリオ


http://www.dailymotion.com/video/xrzvln_yy_news

風邪ひきにつき手抜きで(≧-≦) ゴメンヨー
自分のしりあいの岩田英憲さんパンフルート・エイケントリオ
心地よい爽やかな音色がコールタールの溜まったドス黒い腹を洗浄してくれるような気がする・・・・(笑)
エンコード協力acbさん

最新コメント
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

カテゴリー
月別アーカイブ
記事検索
メッセージ