柴犬と1400GTR

柴犬・コテツと小鈴とカワサキ1400GTRと食べ歩き日記

映画ビュー

カメラを止めるな!

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監督・俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」のシネマプロジェクト第7弾となる異色ゾンビムービー。
オムニバス『4/猫 -ねこぶんのよん-』の一作を担当した上田慎一郎が監督と脚本と編集を務めた。
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ゾンビ映画を撮っていたクルーが本物のゾンビに襲われる様子を、およそ37分に及ぶワンカットのサバイバルシーンを盛り込んで活写する。
出演者は、オーディションで選ばれた無名の俳優たち。 
人里離れた山の中で、自主映画の撮影クルーがゾンビ映画の撮影を行っている。
リアリティーを求める監督の要求はエスカレートし、なかなかOKの声はかからず、テイク数は42を数えていた。
その時、彼らは本物のゾンビの襲撃を受け、大興奮した監督がカメラを回し続ける一方、撮影クルーは次々とゾンビ化していき……。 
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低予算ながら非常に評判を取り大きな興行成績を叩き出したホラー映画。 話題になっただけあってなかなかの力作だ。 
予算がないから特殊な加工画面が使えないのでどうしてもマンパワーに頼らざるを得ない。
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 全員見たことないマイナーな役者さんばかりが頑張って作品を成立させている。 
どことなく高校の演劇部が撮ったような雰囲気を漂わせながらもちゃんと大人の鑑賞に耐えるだけのクオリティを持ってるのは話題になっただけのことはある。 
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どこまでが現実でどこまでが映画なのかわからんようになるような斬新な構成に頭がクラクラした。 
ここまでの前半にぶっ飛んだ結果をぶち上げて後半はそこに至るまでの杓子定規な現実を切々と語っていくというメリハリは凄いセンスだとかんじた。 
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確かにここまで思い切った斬新な映画作りって見たことなかった。 お金がなくてもアイデア次第ではここまで面白い映画作れるって見本のような作品。

恋は雨上がりのように(アニメ版)

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陸上部のエースだったが怪我で走ることをやめてしまった橘あきら(17歳)と、夢を諦めた過去を持つあきらのバイト先、ファミレス「ガーデン」の店長・近藤正己(45歳)。
海辺の街を舞台に、青春の交差点で立ち止まったままの彼女と、人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなすものがたり。 
胸が熱くなる瞬間を、本当は誰だって待ってる--。 
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 実写版映画を観て良かっのでAmazonPrimeでアニメ版12話も観た。 
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こちらの方が原作に近いのだろうが映画の橘あきらがなぜ小松菜奈だったのかがわかったような気がした。 
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イメージとして幼く可愛いアイドルみたいってのではなくスラッとした長身で大人びた色っぽい女子高校生となれば実写化は彼女で大正解だろう。 
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1話30分で12話あるので映画に比べれば尺に余裕がある分、当たり前だが登場人物への細かい描写が可能になっていストーリーの全体像が掴みやすくなる。 
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だが実写版もかなりの制約の中では相当上手くまとめてあったように思う。 
主にはもう一人の主人公・近藤の文学に対する情熱みたいなものでこれで映画では描ききれなかった本や作家に対する執着がよくわかった。 
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アニメ版の近藤が大泉洋とはあまり被らないような気もする。(戸次重幸演じる九条ちひろはハマり過ぎだが) 
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タイトルの「恋は雨上がりのように」の意味をずっと考えながらこの作品を映画そしてアニメ版と連続して観てきたが、しょっちゅう降ってる雨のシーンとともに濃密な人間関係を描いてる分、アニメの方が映画よりタイトルに込められな意味がわかったような気がした。

恋は雨上がりのように(実写版)

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眉月じゅんのベストセラーコミックを原作にしたラブストーリー。ファミレスの店長の男と、彼に心を奪われた女子高校生が織り成す恋模様をつづる。
メガホンを取るのは『世界から猫が消えたなら』『帝一の國』などの永井聡。
『渇き。』『溺れるナイフ』などの小松菜奈、『探偵はBARにいる』シリーズや『アイアムアヒーロー』などの大泉洋が主演を務める。
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28歳という年齢の差がありながらも心を通わせていく主人公たちの姿を繊細に描く。 
陸上競技に打ち込んできたが、アキレス腱のけがで夢をあきらめざるを得なくなった高校2年生の橘あきら(小松菜奈)。
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放心状態でファミレスに入った彼女は、店長の近藤正己(大泉洋)から優しい言葉を掛けてもらったことがきっかけで、この店でアルバイトを始めることにする。
バツイチ子持ちである上に28歳も年上だと知りながらも、彼女は近藤に心惹(ひ)かれていく。
日増しに大きくなる思いを抑え切れなくなったあきらは、ついに近藤に自分の気持ちを伝える。 
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初期の水曜どうでしょうの頃からの大泉洋のファンなので観た。 
元々はマンガでアニメになり実写化したのがこの映画と言うことらしい。 
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ナントオジサンの大泉洋と若い女子高生との中年の夢のような恋愛映画だ。 
映画化にあたりかなり端折ったのは何となくわかるけど大泉洋の存在感はさすがだ。 
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今をときめく清野菜名が高校生に見えない脇役なのが色んな意味で惜しい。 
すっかりオッサン役になった大泉洋にもビビったが同じTEAM NACSの「シゲ」こと戸次重幸が結構重要な役で出てくるのは笑えた。 
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年の差恋愛なんて自分らのようなおっさんには夢物語だがそういう現実にはあり得ないニーズに沿ってるのかも知れない。 
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もっとドロドロした展開も期待したが流石に清く正しく美しくの清々しいラストに心が洗われたような気がした佳作だったように思う。 
しかし今や大泉洋は固いヒットメーカーみたいな役者さんになったんだと実感した。

今夜、ロマンス劇場で

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『海街diary』などの綾瀬はるかと、『ナラタージュ』などの坂口健太郎を主演に迎えたラブストーリー。映画監督を目指す青年と、スクリーンから飛び出した、長年彼の憧れだったお姫さまとの不思議な恋愛模様を描く。『のだめカンタービレ』シリーズなどの武内英樹がメガホンを取り、脚本を『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』などの宇山佳佑が担当する。 rom_main
映画監督志望の健司(坂口健太郎)は、映画館「ロマンス劇場」に通い詰めていた。彼はそこで一人の女性と出会うが、彼女こそ健司がずっと恋い焦がれてきたスクリーンの中のお姫さま・美雪(綾瀬はるか)だった。美雪はモノクロの世界から抜け出して、色にあふれた現実の世界を満喫するが……。
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綾瀬はるか主演のラブストーリー。 先日亡くなられた加藤剛が出演されていたがかなり痩せられていたのが印象的だった。 オープニングからその世界観で何となく内容が読めてしまうコテコテなストーリーながら朝ドラ感覚で安心してみていられる映画ではある。 基本的に綾瀬はるかの魅力ありきで成り立っている映画だがさすがはもはや大女優だけあって存在感は際立ってる。
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この手の恋愛ものは大概ポッと出のアイドル上がりのジャリタレなんかが主演して小学生の学芸会もどきを見せつけられてウンザリさせられる事が多いが綾瀬はるかと坂口健太郎の年齢的にもしっかりした演技には安心してみていられる。 790f12e88d5d8c38ea0b76d6a35ef165
結末も何となくわかってしまうのだがベタな展開ながら年甲斐もなくマジで泣けてしまった。 最後は泣けて辛くなるほどでこれだけ泣ける映画も久しぶりだ。 そう言えば以前に「世界の中心で愛を叫ぶ」というドラマでも綾瀬はるかに泣かされたもんだ。 20180111-romancegekijo4
すべからく男は女性のしもべみたいなもんかも知れんな。 たまにはこういうウルトラプラトニックで夢のある映画もええもんですの〜。

BLEACH /ブリーチ(実写版)

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長年にわたり「週刊少年ジャンプ」で連載され、日本のみならず海外でも熱烈に支持される久保帯人の人気コミックを実写映画化。
原作の「死神代行篇」を中心に、霊感が強い高校生・黒崎一護が突然現れた死神・朽木ルキアから死神の力を与えられ、人の魂を食う虚(ホロウ)という悪霊たちと戦う姿を描く。
家族や仲間たちのためにホロウ退治に身を投じる主人公の黒崎を演じるのは、『イン・ザ・ヒーロー』などの福士蒼汰。
『図書館戦争』シリーズで福士とタッグを組んだ佐藤信介がメガホンを取る。 v04
霊が見える高校生・黒崎一護(福士蒼汰)は、ある日突然人の魂を食べる悪霊「虚(ホロウ)」に襲われる。
そこへ死神を自称する少女・朽木ルキア(杉咲花)が現れ一護を救うために「虚」と戦うが、深手を負ってしまう。
ルキアは、本来は人間に与えてはならない死神の力の一部を一護に与える。 e3e8af4df1b3ada4c93bbe5fe75704fb
どういう訳か娘が幼い頃から少女系には全く興味を示さずやれナルトだブリーチだのこの手のアニメばかりを観ていたのでハマった程ではないが少し知識はある。 
その実写版がこの映画という事らしい。 
仕方ないのかも知れないが主役を含め「高校生」が沢山出てくるがどう見ても年齢的にもっと上の登場人物だらけでかなりムリがある。 8
もともと和風の作風なのでキャスティングとかは悪くないと思うしこの作品の世界観を実写で上手く表現している。 
ただこの原作を全く知らないヒトが何の予備知識もなくこの映画を観ると理解不能に陥る可能性もなくはないが、まあマンガからの実写化には多かれ少なかれそういう側面があるものだろう。
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評価は二つに割れているようだが個人的にはCGとかもかなりよく出来てるしストーリーもマンガらしく単純ではあるがなかなか面白かった。 n_mv_w
原作はかなり長編になるくらいの人気マンガだがこの実写版も興行成績によっては続編もあるのかも知れない。 
ネットフリックスはアニメ版のネットフリックスを配信しているようだがこの実写版もネットフリックスが一枚噛んでいるようで着実なコンテンツを充実させているようだ。
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